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藤井四段、打歩詰逃れ [詰将棋]

 書く暇がなくて少し遅くなりましたが、旬なうちに書いておきます。

 藤井四段、初黒星直後の注目の1局、30勝目になった対局、対・中田宏七段戦ですが、これがなかなか変わった局面が登場しました。

  <中盤の局面>
   fujii_nakata.jpg
     動く盤面はこちら (別ウインドウで開きます)

 後手方から、意表をついた飛角交換をしかけられて、飛を押さえ込まれた上に、要所に馬を作られてしまいました。
 86桂は数手前に打ったものですが、これをしておかないと98歩、同玉、86桂のトン死筋があるためです。
 一見、攻防の1手のようですが、馬がここに居る限りは絶対動くことができないので、現状守備一辺倒の駒と言えます。

 両方のと金の効率を比較しても、後手方が圧倒的に優勢という見解が多かったようです。

 ところが・・・、ここからの反撃がすごかった。

 6筋・7筋に歩を連打して(これのために77歩を打たずにひたすら耐えていたようです。)守備陣形を崩し、その次の1手にみんながビックリ。何と74桂と跳ねたのです。

 中田七段も読んではいたはずですが、「まさか跳ねてこないだろう」と思っていたようです。

 当然、98歩から86桂と行きますが、99玉で完璧な「打歩詰」の形で逃れているのです。プロの実際の対局で、打歩詰の形のまま数手経過するという、非常に珍しいことが起こった瞬間でした。
 詰将棋に精通した藤井四段ならではのことと言えそうに思います。

 とにかく、この1手を契機に、一気に形勢は逆転したようでした。

 打歩詰の形と言えば、かつて、竜王戦の渡辺-羽生戦で登場して以来ではないですかね?



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