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詰備会 [詰将棋]

 昨日5月5日は例年通り、連休に合わせて、詰備会を開催しました。
 朝から気持の良い晴天で初夏の陽気でした。

 13時前に会場に到着すると、すでに5~6人が集合されておりました。

 中心になっていたのは松重氏。
 77期名人戦を記念して、盤面象形「77」を朝日新聞に送ってみたら、見事に掲載されたんだそうです。

     盤面象形「77」
  77.gif

 そうこうしている内にどんどん人が集まってきました。

 今回の遠来の人は、横浜氏の小池氏と一宮市の山路氏。さらに北九州市の永安氏が初参加。
 松江市の上谷さんは交通手段のことを考慮したら、実質的には一番遠距離になるのかもしれませんね。

 久々参加なのが、高槻市の谷本氏、さらにいつも通り少し遅れて来られた弘光氏というところでした。

 何と総勢19名となってしまいました。

 各グループに分かれていろいろやっておられましたが、さすがにこれだけ大人数だと把握しきれませんでした。

 私は作品展用の作品を集めた後は、赤畠さんと今月のパラの解図をしてみました。
 さすがは5月号で、中学校くらいからかなり難解な作品が並んでますねえ。
 
 あっという間に時間が過ぎてしまいました。

 家庭の事情で夕方帰られた松重氏以外で記念撮影。(少しピントがあまいのはお許しください)

 20190505s.jpg
 上段:永安、中村、小池、岩本、斎籐、則内、弘光
 中段:吉松、上谷、竹村、津久井、藤井、小林
 下段:谷本、片山、山路、赤畠          (敬称略)

 二次会は、少し体調の悪かった赤畠さん以外の17名で、岡山駅前の居酒屋で開催しました。
 いつもなら会計・仕切り全てを担当してくれる赤畠さんが不在で、少しバタバタしてしまいましたが、この点はお詫びします。


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解答選手権初級戦・一般戦 [詰将棋]

 本日は、詰将棋解答選手権初級戦・一般戦が開催されました。
 倉敷会場は桜満開のもとでの開催となりました。

 まずは一昨日、今年の問題の事前チェック。

 初級戦は1から5まで秒殺でしたが、6で一瞬ひっかかる。作意らしき手順は見えたが、2手目の変化が見えにくくて、他の可能性を追求してしまった。結局、初手は34銀しかないことを確信して、改めて2手目44玉の変化を確認。やっと25飛成を見つけて解決。結局10分前後かかってしまったかな?

 一般戦は3までは順調。4で少し考えたが、焦点打33金に気付いて一気に解決。5は最初に考えた手順でそのまま詰んだ感じ。

 ラスボスの6にはさすがに悩まされる。初手も不利感あるし、一見筋悪の銀の重ね打ちが実にやりにくい。

 結局30分くらいはかかってしまったが、何とか全問正解で面目は保てたかな・・・というところでした。


 昨年の藤井フィーバーが少し下火になった影響か、倉敷会場の参加人数は昨年よりかなり減ってしまったようです。(うち半数以上が小学生)

 また、運営スタッフですが、昨年手伝ってくれた小林さんが、丸亀会場のお手伝いに行くことになり、もともと予定していたT氏が所用で参加できなくなってしまったので、結局、赤畠氏と二人で全てを運用することになってしまった。一人減るだけでもかなり忙しいことを実感させられました。

 初級戦は途中退室も数人出て、結局全題正解7名とまずまずの成績でした。

 一般戦は、一昨年までスタッフの一人だった松田氏がただ一人、途中退室かつ全題正解で、貫禄勝ちでした。
 続いて、今年初参加の方で、「自分は盤駒は使いません」と宣言されたとおり、全てを暗算で解いて5まで正解。6も4手まで正解でしたが、そこで時間切れになったようです。
 3位は同点20点が6名もでてしまい、用意している賞状が足りなくなる、という非常事態。やむを得ず、賞状は小学生参加者のみとさせてもらいました。


 後始末も、二人だけではなかなか大変でした。
 来年は何とかしてもう一人確保したいです。


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藤井7段本年度最終局 [将棋]

 指し将棋の方は何十年も興味をなくしていたが、藤井7段の対局はついつい見てしまう。27日に行われた竜王戦ランキング戦4組「藤井7段VS中田宏樹8段」は藤井7段にとって今年度の最終戦。大変面白い試合でした。

 先手:中田8段 後手:藤井7段 94手目54飛成の局面
 fujii_nakata1.jpg

 相矢倉戦で中盤に角交換になり、藤井7段は敵陣に角を打ち込んで馬を作ったが、何か誤算があったようで、肝心の馬はほとんど働けず、中田8段から飛切りの猛攻を受け、自陣の金銀はバラバラにされて防戦一方になる。防戦の合間に必死の端攻めで何とか97歩成までは行けたが、79玉と逃げられて攻めが続けられなくなる。
 攻方54歩があるので「詰めろ」の局面になっていたので、やむを得ず、59飛で王手→69桂合に54飛成と歩を払って詰めろを解消した局面。

 この局面で手番は先手方なので、相変わらず先手が圧倒的に有利な局面です。

 ここから46桂。これに対して、普通なら59龍が有力。実は68龍以下難解ながら詰めろになっているので、それで良さそうだが、73龍と王手されるだけで詰めろは解消されてしまうし、何か合駒に使わされるだけでも詰めろが解消される。単純に54金、同龍、同桂くらいでも困るみたい。さてどうするか・・・

 ここで龍を逃げず、53銀が味のある1手でした。龍の取り合いになると、先手玉の形が悪すぎるので、さすがに龍を逃げざるを得ないようです。

 以下、73龍、72歩、同龍、59龍、54歩で次の局面。

 fujii_nakata2.jpg

 ここに至っては68龍を敢行して、後は詰むか逃れるかの賭けに出るしかないかと思われた局面、ここで何とも妖艶な1手が飛び出します。

 次の1手はまさかの「62銀」でした。先程動かした銀をタダ捨て!

 中田8段は予想外の1手に面食らったようで、秒読みにせかされて同龍とウッカリ取ってしまったのですが、これがとんだ毒饅頭でした。

 68龍、同玉、67香、57玉、56歩、同玉、45金(実際はここで投了)、57玉、39角、48歩、同角成、同銀、56歩、47玉、35桂、37玉、27馬まで。何と持駒も含めて正しくピッタリのトン死。7筋の龍利き筋が消えた途端に詰み形になっていたのでした。

 ほぼ負けていた試合を、最後の最後でうっちゃって大逆転勝利となりました。
 これで本年度の勝率1位が確定したそうです。

 62同龍では、34桂が有力だったそうで、以下35角、46歩の展開でやはり先手やや有利ということだったようです。

 さらに振り返れば、54歩では一旦24金が安全策だったようで、33歩と受けるしかないので、それから54歩なら、同じ展開になっても、1歩足りなくなって詰まなかったということでした。

 
 今年は終盤に2敗したために、中原名人の勝率にわずかに届かなかったそうです。
 特に順位戦の近藤戦で敗れたのが最大の痛手で、たった1敗のおかげで連続昇級を逃すことになってしまった。
 来年はリベンジして一気にA級まで駆け上がって欲しいところです。

 とりあえずは、明日のチャンピオン戦は当然優勝されるんだろうと思っていますが、果たしてどうなりますか・・・

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詰パラ2月号 [詰将棋]


 何と、本日、詰パラ2月号が届いていました。まだ4日もあるのに、早いこと・・・・。

 詰備会は第1希望の1月号ではなくて、2月号廻しとなりました。
 2月号で年賀詰というのも気が抜けているのですが、こればかりはしかたないですね。

 今年は予備作も創れなかったので、ブログで年賀挨拶も書けませんでした。
 「3」が少しイビツだとか言わないでね・・・。

 デパートの最後、岡山県の新人の大作が再出題になっています。

 要するに、14歩が不要だったわけです。
 14歩があった場合は収束変長や変同になるし、何より、重要な変化が一つ詰みませんでした。

 実は、41成桂は41とでも問題なかったはずなので、そうしておきさえすれば、前回のような間違いも起こらなかったはずなんですが・・・・


 ここ最近、中編以上の作品はほとんど解けてないので、少しは解図に身を入れないといけないなあ、と反省するばかりです。





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詰四会 [詰将棋]

 本日は詰四会でした。

 今回は日程が創棋会新年会と完全に重なってしまったので、いつものような関西方面からの参加は絶望的。そこへ来て、昨日になって、重要人物の須川氏から、「インフルエンザにかかってしまったので参加不可能になった。」との連絡が来てしまった。これは一大事です。

 さらに午前中は小雨が降り続ける状況。ますます暗くなるばかりでした。

 それが、家を出る正午頃には、何とか無理をすれば傘なしでも歩ける程度の雨量になりましたので、多少は希望が出てきました。

 坂出駅で電車待ち合わせの際に、則内氏と出会う。氏は、墓参を言い訳に(?)創棋会をパスして、詰四会に参加してくださるとのこと。頭が下がります。

 丸亀の会場に着くと、既に、来嶋・小林・竹村・岩本・津久井の5氏が始めておられました。少し遅れて、斎籐さんが加わり、総勢8名とまずまずの状況と言えるようです。


 課題作「端に桂香のある作品」を主に鑑賞させてもらいました。

 特筆すべきは津久井氏でして、昨年が初参加でしたが、今回創作を始めてみたということで、数作を披露してもらいました。なかなかセンスのよい作品揃いで感心するばかりです。もちろん課題作にも1作採用されました。

 課題作以外の作品にもかなり味の良い作品がありましたが、余詰防止の自陣と金がちょっと気になる存在でした。そこで、参加者一同と柿木先生の検討により、別の位置の歩1枚で代用できそうという結論になり、作品価値が一段と上がったように思われます。

 最後に、津久井氏から、解答選手権で丸亀会場を主催することになったと宣言。ついては「どなたか、手伝っていただけないか」と申し出があり、昨年倉敷会場を手伝ってもらった小林氏にやってもらうことになりました。

 二次会は、前回と同じく、近くの魚民で、8名全員で参加。もつ鍋のコース料理でたらふく食べさせていただきました。


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詰備会 [詰将棋]

 昨日3日は詰備会を開催しました。

 雨の心配は全くない天気で安心しました。
 今回の詰備会、いつもの文化会館ではあるのですが、いつも使っている机が備え付けの部屋を押さえられなかったため、本来はダンスの練習をするためらしき部屋しか取れなかったので、机や椅子の搬入作業が必要なので、その点多少気が重いところもありました。

 ところが、定刻10分前に会場に着いてみると、先着の客員の方々によって、大方の搬入作業はほぼ終わっておりました。
 これには感謝するばかりです。

 今回は16名もの参加で大盛況だったと言えるようです。

 今回の初参加は地元岡山市の藤田氏。実は私の学生時代からの知人でして、詰パラ会員で解答選手権にもほぼ毎回参加されている方です。

 遠来の客員は、いつもの利波氏に加えて、前回に引き続いて、名古屋の堀内氏。
 さらに久方ぶりの山路氏。研修医1年目の忙しい身体のはずですが、一宮市からわざわざ参加してくださいました。

 各自自然とグループに分かれての活動となりましたが、私は松重さんの10作ほどもの持参作を鑑賞させてもらい、その中から1作、作品展用の作品をピックアップさせてもらいました。

 続いて、山路さんに投稿をお願いしてみました。
 さすがに忙しすぎる身では多くは期待できないと思っていたのですが、何と・・・・。
 「学校には投稿予定のない作品がいくつかあるので、どれでも持っていってください」とのことでした。
 数作見せてもらいましたが、どれを見てもホレボレするような作品ばかり。彼の才能には改めて感心することになりました。
 数年後には同人作家になって、それまでに数回は看寿賞を取るかもしれませんね。

 その後、机の後片付け作業があるので、余裕を見て5時の30分前には切り上げることにしたのですが、みんなで片付けたらあっという間に片付いてしまって、記念撮影をした後でも大幅に時間が余ってしまいました。
 そこでみんなで車座になって宣伝タイムを開催。

 まずは、利波氏より、新著「ヤングで詰将棋」。
 「この内容で900円は安い!!」ということでした。

 続いて、堀内から、「今回、大学院の担当になりました」のご挨拶。
 現在在庫1作のみで、投稿あれば即採用してもらえるとか・・・・・
 裏短コン「使用駒11枚以上の7手詰」の募集もされていましたが、残念ながら今回の会場では調達できなかったようです。

 その後は、学生の方1名以外の15名で、いつもの居酒屋で2次会を開催しました。
 こちらでもそこそこ盛り上がっていたと思います。

 私はそれで失礼しましたが、有志数名は3次会に向かったようでした。

  tumebi3011s.jpg  
  上段:堀内・斎籐・津久井・中村・竹村・岩本
  中段:小林・山路・松重・吉松
  下段:藤井・片山・利波・赤畠・藤田  (敬称略)
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田島作833手の考察・訂正・結論 [詰将棋]

 前回の記事について、重大な間違いを指摘されてしまった。

 詰将棋考察ノート

 確認しましたが、ご指摘通りのようですので、不明をわびるしかないです。申し訳ないです。

 結論として、「52と」「71と」を先に消させられると、66角以下の収束手順に逃れ順ができてしまうということでした。

 この逃れ順を回避するためには52成桂でなければならなかったのでした。

 収束手順を何とかしようとか言うのは全く無意味な作業でしたね。

 安易なことは考えてはいけませんでした。反省しております。


 ただし、この趣向の理想型が950手越えであったことは間違いないとは思うのですが、そうは簡単に実現できないということですね。
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田島作833手の考察・補足 [詰将棋]

 前回の記事を補足しておきます。

 実は以下の仮想図を想定してみたことがあります。

kaso.gif

 仮想作意は55銀、(イ)65玉、66銀、54玉、55銀打、43玉、44馬、32玉、22香成、同金、同馬、同玉、23金、21玉、12歩成まで15手。

 かなりそれらしい手順になったのですが、(イ)74玉の変化が、別詰ありの駒余らず変長なので、結局割り切れていません。
 仮の話で5枚目6枚目の香が使えるのなら、13歩の替わりに、攻方13香と玉方11香を配置して19手作意にできて、(イ)の変化は、72龍、73飛合、同龍以下が早詰になるので割り切れるんですけどね・・・。

 また、そもそも、4枚目の金を配置してしまうと、金合の余地がなくなるので、その前の段階で簡単な余詰が発生してしまう、というのは前回書いた通りです。

 結論としては、駒に余裕がなさ過ぎるので、どうしようもないですね。

 結局、田島さんが考えてダメだったものは、常人が考えても無駄、というのを再認識しただけでした。

 後もう少しでどうにかなりそうなんですが、本当に惜しいなあ、と言うのが実感です。

 <追記>
 「惜しい」というのは、この収束さえ決まれば、960手越えのさらなる超大作になる可能性があったのに・・・、という意味です。

 趣向部分は問題なく成立しているはずなのに、収束部分のちょっとした不具合だけで全体が否定されるとしたら残念至極ですが、833手の妥協案があったのは良かったと考えるべきなのかもしれません。

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田島作833手の考察 [詰将棋]

 パラ9月号で一番気になった記事は、6月号「やさしい大学院」田島作833手の結果発表でした。
 これが「やさしい」とはとても思えないが、それが作者の希望だったらしいのでしかたないですかな・・・。

  tajima833.gif

 私は6月の時点で大まかな構造は理解できていたのですが、細かい変化が克服できず、結局解ききれませんでした。
 具体的に言えば、序奏はクリアできて、涛龍型龍追い+持駒変換で、一旦75歩を消去して、その後、84角打から62角成でと金ハガシができるというのはわかりました。ところが、それでと金5枚はがして最後成桂をはがして収束だと500手くらいで終わってしまって全然手数が足りません。
 で、よく調べてみたら、62角成をすぐに取らず、一旦33玉とかわす手があることを発見。それに対しては44馬で引き戻すしかなくて、次は93角と打って71とを剥がしにかかれることはわかったのですが、そこで思考が止まってしまいました。その後のと金を剥がせなくなってしまうからです。

 結果稿を見てビックリ。71と剥がされると早詰になる変化があったんですね。これは全く気付きませんでした。

  tajimahenka1.gif

 93角に単に75歩合をして71とを剥がされた後の変化図ですが、ここから66角、65玉、22角成以下の手順が成立していました。この変化が詰むかどうかの切り分けは「72龍」が可能かどうかにかかっていて、71か62にと金がある場合は他の形に関わらず不詰、どちらもない場合は他の形に関わらず詰む、という構造になっていたのです。これは脱帽物でしたね。

 そこで93角に一旦84歩合をするのですが、84歩合のままとか、84同角成、75歩合のままで龍回転をしてしまうと、持駒銀の時に59玉と潜られて詰まなくなるので、62馬と捨てておかねばならないのが更なる工夫でした。
 さらにさらに、1歩も持っていない場合は57龍に65玉で不詰だが、1歩持っている場合は56龍ではなく57龍が可能となり、62馬をかわせなくなって直に取るしかない、というのが最後の秘密でした。なるほどねえ・・・・・・。

 結局、71とを剥がした後はサイクルが短くなって、最後に成桂をを剥がして収束というものでした。
 
 ただし、収束があまりにもあっけないのと、収束間際に無駄手のような迂回手順が成立するのが何とも惜しい感じがしました。
 もっと別なまとめ方はホントになかったのだろうかと考えてしまいました。

 そこでチラッと思いついたのが、下記の図です。何のことはない、発表図の52成桂と19とを入れ替えただけのものです。

  tajimakai.gif

 この図を詰めてみたらどうなるのか考えてみます。
 成桂がなくなって全部と金になったので、71とを最後に剥がすことにして、規則的に5回繰り替えすことができて、と金が全部消えた後は、上記の変化手順と同じ手順、66角、65玉、22角成以下の収束手順となります。手数を数えてみれば、何と・・・963手になるではないですか!!

 ただ、さすがにこれに作者が気付かなかったはずはなく、むしろ、作者にとってはこの方が当初の予定だったのではないかと想像できます。
 どうしても解決できない問題のために、泣く泣くこちらの方法をあきらめて、52成桂案で妥協せざるを得なかった、というのが真実のように思われます。

 問題は収束手順がアイマイになってしまうことでした。

  tajimakai941.gif  
 
 上記は収束手前941手目の局面ですが、ここから、58龍、66玉、67龍、55玉に66角、65玉、22角成、54玉、64龍と進行。

 ここで同香なら55銀、65玉、66銀、54玉、55銀打、43玉以下。
 スッキリした手順とは言い難いですが、詰みさえすればよいし、余詰もないようなので問題なしとしましょう。これを作意にできれば問題ないのですが、ところが・・・

 64龍に同玉の変化がどうしても割り切れないのです。

 55銀、74玉、72龍、73金合、84と、65玉、66銀、54玉、55銀打以下、こちらの方が2手長いのですが、72龍のところを単に84とでも詰むし、73金を同龍と取っても詰んでしまう。

 結局作意を確定できないことになり、残念ながら、現在の基準では不完全作と判定せざるを得ないようです。

 詰むことには間違いないので、収束くらいどうでも良さそうですが、そういうわけにも行きませんもんね。


 この図に手を入れるとすれば、右上の部分しかありえないのですが、ここを少し工夫して手数を伸ばしてもう少しスッキリした手順に改造できる可能性があるとしても、結局上記の変長(?)の問題は解決しません。
 ちなみに初手を省いた上で、金を右上のどこかに置いて収束手順を創ろうとするのは、22角成、54玉の時に56龍と上がる手があり、金合が出来なくて早詰です。


 さらなる問題は75歩のこと。
 上図から48角以下75歩を消去して、もう一度持駒変換をしてから収束手順に入ることも可能なようですが、この場合は、64龍、同玉、55銀に75玉と逃げられるので不詰。この点はクリアできていました。
 しかし、本音を言えば、逆の状況、「75歩があったら不詰、75歩がなかったら詰む」という状況でありさえすれば、1000手越えの作品になった可能性もあったのですが、これはさすがに無理な注文のようです。


 結論としては、発表図で妥協せざるを得なかった、ということになるようです。
 もちろんそれでも、傑作中の傑作であることに変わりない、とは思います。
   
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Kifu for JS [詰将棋]

HPの棋譜再現に、ずっと以前は、柿木さんの「Kifu for java」を使っていたが、数年前からセキュリティ設定がやたらと厳しくなってきて、特殊な例外設定をしないと使えなくなってしまった。一般読者にそれを求めるのは無理なのでついにあきらめることになり、その際採用したのが、柿木さんの「Kifu for flash」である。ただし、これはiOSやアンドロイドの標準ブラウザには対応していない、というのが最大の問題でした。それでもdorfinなどの特殊なブラウザを使ってくれさえすれば対応できるので、それでガマンするしかなかったわけです。
 さらにここに来て、近々flashのサポート終了という情報がもたらされてきたので、これもあきらめざるを得ない事態となってしまいました。

 ここに登場したのが「Kifu for JS」であり、最近ボチボチ、方々のHPやブログで使われ始めたようです。

 ついに私もこれを導入することを決意し、勉強を始めたのですが、これがなかなか難しい。

 na2hiro/Kifu-for-JS

 「ブックマークレット」やら「コード」やら「引数」やら、全然なじみのない言語が並んでいて全然話についていけません。標準的HTML文を何とか理解できる程度の知識ではどうにもなりませんわ・・・・。
 「java」や「flash」導入の際は、柿木さんが導入例のHTML文を披露してくれていたので、意味不明のままでもその通りにHTML文を書きさえすればよかったのですが、「JS」はそうはいかないものか悩まされることになった。

 結論としては、どなたか、JS版が動いている方のHPのHTML文を研究して、そのマネをするのが手っ取り早い、ということになりました。
 今回、再考させていただいたのが、加藤さんのおもちゃ箱でした。
 そして数日間、試行錯誤を繰り返して、やっと到達したのがこのページです。何とか動くようになりました。

 詰将棋劇場・表紙

 以下にこのページに至るまでの手順を記載しますので、もしマネしたい方がおられましたら、どんどんマネしてください。

    ----------------------------------------------------------------------


①まずは上記「na2hiro」のページの「Clone or download」のバナーをクリックして、「Download ZIP」を選択。 ZIPファイルをダウンロード(DL)して解凍。
 できた「Kifu-for-JS-mastaer」というフォルダーと中のファイルを、自分のHPの適当なフォルダーにそのままコピーする。

jQuery のDL
 上記のページの 「Download the compressed, production jQuery 3.3.1」をクリックし、jQuery 最新版をDL。
 これを①の「src」フォルダーにコピー

③以下のHTML文を作成し、適当な名前(拡張子:html)を付けて①と同じレベルのフォルダに入れる。

-----------------------------------------------------------------------------------------
<html><head>
<meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css">
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="Kifu-for-JS-master/css/kifuforjs.css">
<script src="Kifu-for-JS-master/src/jquery-3.3.1.min.js"></script>
<script src="Kifu-for-JS-master/bundle/kifu-for-js.js" charset="utf-8"></script>
<script>var Kifu = KifuForJS;</script>
</head>
<script>Kifu.load("30.kif");</script>
</html>
-------------------------------------------------------------------------------------------

 たったこれだけの文で良いようです。

 注意事項ですが、①のフォルダ名を変更していないことが前提です。変更した場合は、変更したフォルダ名に変えてください。
 赤のkifファイル名を表示させたいファイル名に変更してください。

 ところが、これだけではまだうまく動いてくれません。重要なファイルがまだ1個不足しているのです。
 6行目の「kifu-for-js.js」というファイルは、①でDLした中にはないので、どこかで入手しなければいけないのです。

 私の場合はおもちゃ箱のサーバーからコピーさせてもらいましたが、今後の方は私のサーバーからコピーしてくださって結構です。

 「kifu-for-js.js」

 上記のリンクを「右クリック」「対象をファイルに保存」とし、入手したファイルを、「Kifu-for-JS-master」フォルダの下に「bundle」フォルダーを新規に作って、その中にコピーしてください。
 (エディターで確認してみましたが、どうやらこれが盤面表示プログラムそのもののようです。)


④表示させたいkifuファイルを①と同じレベルのフォルダに入れる。
 その際、kifuファイルをエディター(メモ帳で可)で開いて、開始時間や手合いや対局者名など、詰将棋には無駄な情報は削除して上書きしておくことをお勧めします。

⑤これらのファイルをサーバーにアップロードする。

 これでいけるはずです。
 ③で作成したhtmlにアクセスするだけで、盤面も表示されます。

 単に人マネしているだけなので、どうしてこれで動くのか?などは全く理解できておりません。
 私にとっては完全なブラックボックスです。

 途中で入手した「kifu-for-js.js」の作成者が誰なのか(加藤さんではなさそうです)、本来はどこで入手できるものだったのか、ということすらわかっていませんし、それを勝手に公開することが、著作権上問題があるのかどうかも、全くわからないというのが現状です。

 それらの問題も含めて、専門家の目で見て、明らかにおかしいところがあるようでしたら、その場合はご指摘ください。

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