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全国大会(大阪)参加記 [詰将棋]

 7/14(日)詰将棋全国大会(大阪)に参加しました。
 本来なら翌日か翌々日には書き込むところなのですが、今年いろいろ雑用に追われて時間が取れず、ついに今日まで引っ張ってしまいましたが、そろそろ限界と思われるので、思い切って書いておくことにしました。記憶力との勝負になります。

 天気予報では1週間くらい前から、当日は雨という予報がずっと続いていましたし、前日の予報では全国的に大雨という最悪なものでした。元はといえば、梅雨時に「海の日」を設定する政府に責任があると思います。ハッピーマンデーを設定する際、第3月曜日ではなくて第4月曜にしておけばよかったのに・・・、とか思うのですが、こればかりはどうしようもありませんね。

 当日朝起きて外を見たら小雨状態。ひょっとしたら、移動中は降られずに済む可能性もあるようでしたが、荷物になっても傘の持参が必要なことだけは確定となりました。
 少し早めに、8時過ぎに家を出ましたが、その際は極少量の霧雨状態でした。傘を一旦濡らしてしまうと、持ち歩くのが極端に面倒になるので、駅までは傘なしで歩くことにしました。

 在来線・新幹線・大阪地下鉄と順調に乗り継いで、10時過ぎには「堺筋本町駅」に到着。そこから会場までは徒歩5分。雨は降って無くて助かりました。
 途中のセブンイレブンで、おにぎりとお茶を買っておいて、ビルに入ってみると、一階のロビーで見覚えのある顔が数人。
 小池氏に声をかけると、まだ会場は開いていないのでここで時間待ちをしている、とのことでした。そこで、私も椅子に腰掛けて、少し早めの昼食を摂っておくことにしました。

 11時10分前には4階に上がってみましたが、ロビーでは多数の方が待機状態。会場自体はリハーサル中とかで、結局11時になるまでは受け付けてもらえなかったです。

 受付をしてもらって、参加グッズをゲット。さっそく会場内で中身を確認しました。

 今回の握り詰は19手の手数制限があったものだから、まともに作品が集まるのか心配していましたが、25作も応募があったのは意外でした。
 ざっと目を通してみましたが・・・・。
 19手以内では合駒を入れるのも難しいという予想をくつがえして、角合、しかも中合や二段合を取り入れた作品が数作あって、これにはビックリです。

 ちなみに私の応募作はこれでした。気持ちよく捌けるだけの作品なので、これでは合駒作品に勝てそうにないのはほぼ確定でしたね。

   nigiri2019.gif  

 続いて、記念詰将棋に取りかかる。
 北浜プロの実戦形作品でした。最初は頑張って暗算でやってみましたが、どうも変化が読み切れず。ついにはスマホ版kifに入力して考えることにした。
 それでも、大雑把に考えると10手前後で詰んでしまうので、長手数になる変化を探すのがなかなか大変でしたが、どうにかこうにか12時前には正解にたどりつけました。

 12時にいよいよ開会。来賓のあいさつの後、いよいよメインの看寿賞の表彰と作品紹介となる。今年は5人中、相馬氏以外の4人が参加されていました。

 作品紹介は、来年度から委員長に就任される石黒さんの担当でした。

 その中で一番印象に残った一言は、山路氏の発言です。
 「逆算の過程で、24馬のままでは強すぎてすぐに行き詰まってしまうので、15馬からの位置変換を取り入れることにしたが、それなら将来的に48香中合が入るのではないかと思っていたが、その通りになりました。」

 これには、会場内のほぼ全員が絶句したのではないでしょうか・・・。才能のある人は見えているものが全然違うというのが実感です。

 1部と2部の間の休憩時間は書籍購入。私は「盤上のフロンティア」と「この詰 2019」を購入しました。私の予定としては「解答選手権」もいただいて帰るつもりだったのですが、今年は間に合わなかったそうです。

 続いて、2部。

 まずはミニ解答競争。私も参加してみましたが、6分間で30題はさすがに無理でした。何とか14題正解できましたが、作者のワナにはまって誤解したのが2題。結局26点という極普通の成績でした。

 会場のトップは谷川プロの40点。以下上位10名ほどが前に出て決勝戦を行いました。
 谷川プロは決勝戦1問目で見事に正解。予選トップのアドバンテージもあって、あっさり優勝が決まってしまいました。お見事!!
 その後も数題出題されて、3位まで決定されました。

 続いてミニクイズ。こちらは10問中6問正解と、やはり極普通の成績でした。

 握り詰の優秀作は、予想通り、角合、角中合・連合を取り入れた作品が上位を独占していました。
 
 参加者紹介と記念撮影の後は、16階で懇親会となりました。

 会場では、有吉氏からご挨拶を受けました。氏とは実は初対面でして、聞きたかったのは山本昭一さんの晩年のことだったらしいのですが、これについては残念ながら、作品集「怒濤」の内容以上の情報は持ち合わせておりません。

 珍しい顔としては。伊藤正さんも見かけましたが、こちらは目であいさつを交わしただけで、話すまでには至りませんでした。

 会場の一角で、中村宣さんが大道棋を開かれていました。何人も挑戦していましたが、誰も正解に辿り着かず。
 自分でもかなり考えてみましたが、やはりダメ。
 結局、時間切れとなってしまいました。

 その後は大集団で移動して、三次会会場へ。あいにく雨が降っていたので、さすがに傘を指さざるを得ませんでした。結構な距離を歩いたように思います。

 会場はすし詰め状態になりましたが、私は、中村宣・鈴川両氏と同じ机に座ることになりましたが、お二人は流石にバイタリティが高いです。
 盤駒を取り出して自作を見せ合うのを、ただただ鑑賞させていただきました。
 
 中村さんには、先程の大道棋の正解を披露してもらいましたが、会場では5手目の正解者すらいなかったことが判明。
 その後もやりにくい手が続くばかりで難しいこと・・・・。途中で参戦された、竹中氏も「難しくて見えない」と言っておられたのが印象的でした。

 こちらも11時過ぎには解散となりましたので、私は電車で高槻まで帰ろうと思ったのですが・・・・

 地下鉄におりようとしたら、11時で入り口が封鎖されていてビックリ。これには面食らってしまいました。

 慌てて先を歩いて行く林氏(滋賀県)を追いかけていくことにしました。
 コンビニで追いついて、「大阪の地下鉄は11時で止まるのですか?」と尋ねざるを得なかったです。

 電車自体は12時過ぎくらいまで動くのだが、駅の入り口は順次閉鎖されていくので、特定の入り口しか使えなくなるのだそうです。
 その後は林さんに連れて帰ってもらいました。

 これには感謝するばかりです。一人で放り出されていたらどうなっていたか考えると、恐ろしいです。 


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詰備会の会場 [詰将棋]

 来週は大阪で全国大会ですね。私も参加の予定ですので、よろしくお願いいたします。

 今回の話題は、もうちょっと先、秋の詰備会の会場のことです。
 日程的には11月3日(日・祝)が最適と考えていて、会場を押さえるだけだったのですが・・・・

 5月の詰備会の際、その場で予約できれば何の問題もなかったのですが、まだ予約期間ではないという返事。11月の予約は6月以降になるということでしたので、当日はあきらめざるを得ませんでした。

 6月になって、すぐに予約をするべきだったようなのですが、つい数日失念しているうちに、慌てて予約状況を見に行ってみたら・・・・。何と・・、一番便利な第1練習室はもちろんのこと、予備で使ったこともあった第2も第4も全部埋まってしまっていました。
それだけではなく、11月2日(土)もダメ。その後の土日ほとんどがダメという状況にいたって、これにはさすがに参ってしまった。

 しかも、臨時で使ったことのある、児島文化センターも倉敷芸文館の会場もほとんど開きがないということになっていました。

 また、以前使っていた「市民会館」は改装があったらしく、使っていた部屋が使えなくなっている上に、値段が少し高くなっている。
 予約をとるのも3ヶ月前の早い者勝ちになるので、それまた保証できないし・・・・


 そこで、今回は赤畠さんの提案で、今までとは全く違う会場「岡山県生涯学習センター」を使うことになりました。

  → 岡山県生涯学習センター

 リンクを見ていただけば分かりますが、今までとは方向がそもそも違います。

 岡山駅の裏口に当たる「西口」から出てください。徒歩なら、そこから西北の方向に歩いていただきます。
 池田動物園の北側、伊島小学校の西隣で県立烏城高等学校の敷地内ということです。

 徒歩約25分(約1.7km)ということなので、ギリギリ徒歩圏内と言えますが、ハッキリ言ってかなり遠いです。
 バス利用も可能で、西口バス停から中央病院線京山入口下車となっています。歩く距離は大幅に減りますが、おそらく時間的にはほとんど変わらないと思われます。
 どちらを選択するかは、かなり微妙な距離と言えるかもしれません。

 ちなみに、今までの天神山プラザまでが1.2kmでしたので、距離的にはもう少し遠くなる、ということになります。

 そもそも私自身が行ったことのない場所なので、HPの情報以上のものはありません。
 いろいろ不便をおかけすることになりましたが、ご容赦ください。

   令和元年11月3日(日・祝)13時~
  場所:岡山県生涯学習センター4階 ミーティング室4
      岡山市北区伊島町3丁目1番1号

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詰備会 [詰将棋]

 昨日5月5日は例年通り、連休に合わせて、詰備会を開催しました。
 朝から気持の良い晴天で初夏の陽気でした。

 13時前に会場に到着すると、すでに5~6人が集合されておりました。

 中心になっていたのは松重氏。
 77期名人戦を記念して、盤面象形「77」を朝日新聞に送ってみたら、見事に掲載されたんだそうです。

     盤面象形「77」
  77.gif

 そうこうしている内にどんどん人が集まってきました。

 今回の遠来の人は、横浜氏の小池氏と一宮市の山路氏。さらに北九州市の永安氏が初参加。
 松江市の上谷さんは交通手段のことを考慮したら、実質的には一番遠距離になるのかもしれませんね。

 久々参加なのが、高槻市の谷本氏、さらにいつも通り少し遅れて来られた弘光氏というところでした。

 何と総勢19名となってしまいました。

 各グループに分かれていろいろやっておられましたが、さすがにこれだけ大人数だと把握しきれませんでした。

 私は作品展用の作品を集めた後は、赤畠さんと今月のパラの解図をしてみました。
 さすがは5月号で、中学校くらいからかなり難解な作品が並んでますねえ。
 
 あっという間に時間が過ぎてしまいました。

 家庭の事情で夕方帰られた松重氏以外で記念撮影。(少しピントがあまいのはお許しください)

 20190505s.jpg
 上段:永安、中村、小池、岩本、斎籐、則内、弘光
 中段:吉松、上谷、竹村、津久井、藤井、小林
 下段:谷本、片山、山路、赤畠          (敬称略)

 二次会は、少し体調の悪かった赤畠さん以外の17名で、岡山駅前の居酒屋で開催しました。
 いつもなら会計・仕切り全てを担当してくれる赤畠さんが不在で、少しバタバタしてしまいましたが、この点はお詫びします。


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解答選手権初級戦・一般戦 [詰将棋]

 本日は、詰将棋解答選手権初級戦・一般戦が開催されました。
 倉敷会場は桜満開のもとでの開催となりました。

 まずは一昨日、今年の問題の事前チェック。

 初級戦は1から5まで秒殺でしたが、6で一瞬ひっかかる。作意らしき手順は見えたが、2手目の変化が見えにくくて、他の可能性を追求してしまった。結局、初手は34銀しかないことを確信して、改めて2手目44玉の変化を確認。やっと25飛成を見つけて解決。結局10分前後かかってしまったかな?

 一般戦は3までは順調。4で少し考えたが、焦点打33金に気付いて一気に解決。5は最初に考えた手順でそのまま詰んだ感じ。

 ラスボスの6にはさすがに悩まされる。初手も不利感あるし、一見筋悪の銀の重ね打ちが実にやりにくい。

 結局30分くらいはかかってしまったが、何とか全問正解で面目は保てたかな・・・というところでした。


 昨年の藤井フィーバーが少し下火になった影響か、倉敷会場の参加人数は昨年よりかなり減ってしまったようです。(うち半数以上が小学生)

 また、運営スタッフですが、昨年手伝ってくれた小林さんが、丸亀会場のお手伝いに行くことになり、もともと予定していたT氏が所用で参加できなくなってしまったので、結局、赤畠氏と二人で全てを運用することになってしまった。一人減るだけでもかなり忙しいことを実感させられました。

 初級戦は途中退室も数人出て、結局全題正解7名とまずまずの成績でした。

 一般戦は、一昨年までスタッフの一人だった松田氏がただ一人、途中退室かつ全題正解で、貫禄勝ちでした。
 続いて、今年初参加の方で、「自分は盤駒は使いません」と宣言されたとおり、全てを暗算で解いて5まで正解。6も4手まで正解でしたが、そこで時間切れになったようです。
 3位は同点20点が6名もでてしまい、用意している賞状が足りなくなる、という非常事態。やむを得ず、賞状は小学生参加者のみとさせてもらいました。


 後始末も、二人だけではなかなか大変でした。
 来年は何とかしてもう一人確保したいです。


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詰パラ2月号 [詰将棋]


 何と、本日、詰パラ2月号が届いていました。まだ4日もあるのに、早いこと・・・・。

 詰備会は第1希望の1月号ではなくて、2月号廻しとなりました。
 2月号で年賀詰というのも気が抜けているのですが、こればかりはしかたないですね。

 今年は予備作も創れなかったので、ブログで年賀挨拶も書けませんでした。
 「3」が少しイビツだとか言わないでね・・・。

 デパートの最後、岡山県の新人の大作が再出題になっています。

 要するに、14歩が不要だったわけです。
 14歩があった場合は収束変長や変同になるし、何より、重要な変化が一つ詰みませんでした。

 実は、41成桂は41とでも問題なかったはずなので、そうしておきさえすれば、前回のような間違いも起こらなかったはずなんですが・・・・


 ここ最近、中編以上の作品はほとんど解けてないので、少しは解図に身を入れないといけないなあ、と反省するばかりです。





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詰四会 [詰将棋]

 本日は詰四会でした。

 今回は日程が創棋会新年会と完全に重なってしまったので、いつものような関西方面からの参加は絶望的。そこへ来て、昨日になって、重要人物の須川氏から、「インフルエンザにかかってしまったので参加不可能になった。」との連絡が来てしまった。これは一大事です。

 さらに午前中は小雨が降り続ける状況。ますます暗くなるばかりでした。

 それが、家を出る正午頃には、何とか無理をすれば傘なしでも歩ける程度の雨量になりましたので、多少は希望が出てきました。

 坂出駅で電車待ち合わせの際に、則内氏と出会う。氏は、墓参を言い訳に(?)創棋会をパスして、詰四会に参加してくださるとのこと。頭が下がります。

 丸亀の会場に着くと、既に、来嶋・小林・竹村・岩本・津久井の5氏が始めておられました。少し遅れて、斎籐さんが加わり、総勢8名とまずまずの状況と言えるようです。


 課題作「端に桂香のある作品」を主に鑑賞させてもらいました。

 特筆すべきは津久井氏でして、昨年が初参加でしたが、今回創作を始めてみたということで、数作を披露してもらいました。なかなかセンスのよい作品揃いで感心するばかりです。もちろん課題作にも1作採用されました。

 課題作以外の作品にもかなり味の良い作品がありましたが、余詰防止の自陣と金がちょっと気になる存在でした。そこで、参加者一同と柿木先生の検討により、別の位置の歩1枚で代用できそうという結論になり、作品価値が一段と上がったように思われます。

 最後に、津久井氏から、解答選手権で丸亀会場を主催することになったと宣言。ついては「どなたか、手伝っていただけないか」と申し出があり、昨年倉敷会場を手伝ってもらった小林氏にやってもらうことになりました。

 二次会は、前回と同じく、近くの魚民で、8名全員で参加。もつ鍋のコース料理でたらふく食べさせていただきました。


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詰備会 [詰将棋]

 昨日3日は詰備会を開催しました。

 雨の心配は全くない天気で安心しました。
 今回の詰備会、いつもの文化会館ではあるのですが、いつも使っている机が備え付けの部屋を押さえられなかったため、本来はダンスの練習をするためらしき部屋しか取れなかったので、机や椅子の搬入作業が必要なので、その点多少気が重いところもありました。

 ところが、定刻10分前に会場に着いてみると、先着の客員の方々によって、大方の搬入作業はほぼ終わっておりました。
 これには感謝するばかりです。

 今回は16名もの参加で大盛況だったと言えるようです。

 今回の初参加は地元岡山市の藤田氏。実は私の学生時代からの知人でして、詰パラ会員で解答選手権にもほぼ毎回参加されている方です。

 遠来の客員は、いつもの利波氏に加えて、前回に引き続いて、名古屋の堀内氏。
 さらに久方ぶりの山路氏。研修医1年目の忙しい身体のはずですが、一宮市からわざわざ参加してくださいました。

 各自自然とグループに分かれての活動となりましたが、私は松重さんの10作ほどもの持参作を鑑賞させてもらい、その中から1作、作品展用の作品をピックアップさせてもらいました。

 続いて、山路さんに投稿をお願いしてみました。
 さすがに忙しすぎる身では多くは期待できないと思っていたのですが、何と・・・・。
 「学校には投稿予定のない作品がいくつかあるので、どれでも持っていってください」とのことでした。
 数作見せてもらいましたが、どれを見てもホレボレするような作品ばかり。彼の才能には改めて感心することになりました。
 数年後には同人作家になって、それまでに数回は看寿賞を取るかもしれませんね。

 その後、机の後片付け作業があるので、余裕を見て5時の30分前には切り上げることにしたのですが、みんなで片付けたらあっという間に片付いてしまって、記念撮影をした後でも大幅に時間が余ってしまいました。
 そこでみんなで車座になって宣伝タイムを開催。

 まずは、利波氏より、新著「ヤングで詰将棋」。
 「この内容で900円は安い!!」ということでした。

 続いて、堀内から、「今回、大学院の担当になりました」のご挨拶。
 現在在庫1作のみで、投稿あれば即採用してもらえるとか・・・・・
 裏短コン「使用駒11枚以上の7手詰」の募集もされていましたが、残念ながら今回の会場では調達できなかったようです。

 その後は、学生の方1名以外の15名で、いつもの居酒屋で2次会を開催しました。
 こちらでもそこそこ盛り上がっていたと思います。

 私はそれで失礼しましたが、有志数名は3次会に向かったようでした。

  tumebi3011s.jpg  
  上段:堀内・斎籐・津久井・中村・竹村・岩本
  中段:小林・山路・松重・吉松
  下段:藤井・片山・利波・赤畠・藤田  (敬称略)
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田島作833手の考察・訂正・結論 [詰将棋]

 前回の記事について、重大な間違いを指摘されてしまった。

 詰将棋考察ノート

 確認しましたが、ご指摘通りのようですので、不明をわびるしかないです。申し訳ないです。

 結論として、「52と」「71と」を先に消させられると、66角以下の収束手順に逃れ順ができてしまうということでした。

 この逃れ順を回避するためには52成桂でなければならなかったのでした。

 収束手順を何とかしようとか言うのは全く無意味な作業でしたね。

 安易なことは考えてはいけませんでした。反省しております。


 ただし、この趣向の理想型が950手越えであったことは間違いないとは思うのですが、そうは簡単に実現できないということですね。
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田島作833手の考察・補足 [詰将棋]

 前回の記事を補足しておきます。

 実は以下の仮想図を想定してみたことがあります。

kaso.gif

 仮想作意は55銀、(イ)65玉、66銀、54玉、55銀打、43玉、44馬、32玉、22香成、同金、同馬、同玉、23金、21玉、12歩成まで15手。

 かなりそれらしい手順になったのですが、(イ)74玉の変化が、別詰ありの駒余らず変長なので、結局割り切れていません。
 仮の話で5枚目6枚目の香が使えるのなら、13歩の替わりに、攻方13香と玉方11香を配置して19手作意にできて、(イ)の変化は、72龍、73飛合、同龍以下が早詰になるので割り切れるんですけどね・・・。

 また、そもそも、4枚目の金を配置してしまうと、金合の余地がなくなるので、その前の段階で簡単な余詰が発生してしまう、というのは前回書いた通りです。

 結論としては、駒に余裕がなさ過ぎるので、どうしようもないですね。

 結局、田島さんが考えてダメだったものは、常人が考えても無駄、というのを再認識しただけでした。

 後もう少しでどうにかなりそうなんですが、本当に惜しいなあ、と言うのが実感です。

 <追記>
 「惜しい」というのは、この収束さえ決まれば、960手越えのさらなる超大作になる可能性があったのに・・・、という意味です。

 趣向部分は問題なく成立しているはずなのに、収束部分のちょっとした不具合だけで全体が否定されるとしたら残念至極ですが、833手の妥協案があったのは良かったと考えるべきなのかもしれません。

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田島作833手の考察 [詰将棋]

 パラ9月号で一番気になった記事は、6月号「やさしい大学院」田島作833手の結果発表でした。
 これが「やさしい」とはとても思えないが、それが作者の希望だったらしいのでしかたないですかな・・・。

  tajima833.gif

 私は6月の時点で大まかな構造は理解できていたのですが、細かい変化が克服できず、結局解ききれませんでした。
 具体的に言えば、序奏はクリアできて、涛龍型龍追い+持駒変換で、一旦75歩を消去して、その後、84角打から62角成でと金ハガシができるというのはわかりました。ところが、それでと金5枚はがして最後成桂をはがして収束だと500手くらいで終わってしまって全然手数が足りません。
 で、よく調べてみたら、62角成をすぐに取らず、一旦33玉とかわす手があることを発見。それに対しては44馬で引き戻すしかなくて、次は93角と打って71とを剥がしにかかれることはわかったのですが、そこで思考が止まってしまいました。その後のと金を剥がせなくなってしまうからです。

 結果稿を見てビックリ。71と剥がされると早詰になる変化があったんですね。これは全く気付きませんでした。

  tajimahenka1.gif

 93角に単に75歩合をして71とを剥がされた後の変化図ですが、ここから66角、65玉、22角成以下の手順が成立していました。この変化が詰むかどうかの切り分けは「72龍」が可能かどうかにかかっていて、71か62にと金がある場合は他の形に関わらず不詰、どちらもない場合は他の形に関わらず詰む、という構造になっていたのです。これは脱帽物でしたね。

 そこで93角に一旦84歩合をするのですが、84歩合のままとか、84同角成、75歩合のままで龍回転をしてしまうと、持駒銀の時に59玉と潜られて詰まなくなるので、62馬と捨てておかねばならないのが更なる工夫でした。
 さらにさらに、1歩も持っていない場合は57龍に65玉で不詰だが、1歩持っている場合は56龍ではなく57龍が可能となり、62馬をかわせなくなって直に取るしかない、というのが最後の秘密でした。なるほどねえ・・・・・・。

 結局、71とを剥がした後はサイクルが短くなって、最後に成桂をを剥がして収束というものでした。
 
 ただし、収束があまりにもあっけないのと、収束間際に無駄手のような迂回手順が成立するのが何とも惜しい感じがしました。
 もっと別なまとめ方はホントになかったのだろうかと考えてしまいました。

 そこでチラッと思いついたのが、下記の図です。何のことはない、発表図の52成桂と19とを入れ替えただけのものです。

  tajimakai.gif

 この図を詰めてみたらどうなるのか考えてみます。
 成桂がなくなって全部と金になったので、71とを最後に剥がすことにして、規則的に5回繰り替えすことができて、と金が全部消えた後は、上記の変化手順と同じ手順、66角、65玉、22角成以下の収束手順となります。手数を数えてみれば、何と・・・963手になるではないですか!!

 ただ、さすがにこれに作者が気付かなかったはずはなく、むしろ、作者にとってはこの方が当初の予定だったのではないかと想像できます。
 どうしても解決できない問題のために、泣く泣くこちらの方法をあきらめて、52成桂案で妥協せざるを得なかった、というのが真実のように思われます。

 問題は収束手順がアイマイになってしまうことでした。

  tajimakai941.gif  
 
 上記は収束手前941手目の局面ですが、ここから、58龍、66玉、67龍、55玉に66角、65玉、22角成、54玉、64龍と進行。

 ここで同香なら55銀、65玉、66銀、54玉、55銀打、43玉以下。
 スッキリした手順とは言い難いですが、詰みさえすればよいし、余詰もないようなので問題なしとしましょう。これを作意にできれば問題ないのですが、ところが・・・

 64龍に同玉の変化がどうしても割り切れないのです。

 55銀、74玉、72龍、73金合、84と、65玉、66銀、54玉、55銀打以下、こちらの方が2手長いのですが、72龍のところを単に84とでも詰むし、73金を同龍と取っても詰んでしまう。

 結局作意を確定できないことになり、残念ながら、現在の基準では不完全作と判定せざるを得ないようです。

 詰むことには間違いないので、収束くらいどうでも良さそうですが、そういうわけにも行きませんもんね。


 この図に手を入れるとすれば、右上の部分しかありえないのですが、ここを少し工夫して手数を伸ばしてもう少しスッキリした手順に改造できる可能性があるとしても、結局上記の変長(?)の問題は解決しません。
 ちなみに初手を省いた上で、金を右上のどこかに置いて収束手順を創ろうとするのは、22角成、54玉の時に56龍と上がる手があり、金合が出来なくて早詰です。


 さらなる問題は75歩のこと。
 上図から48角以下75歩を消去して、もう一度持駒変換をしてから収束手順に入ることも可能なようですが、この場合は、64龍、同玉、55銀に75玉と逃げられるので不詰。この点はクリアできていました。
 しかし、本音を言えば、逆の状況、「75歩があったら不詰、75歩がなかったら詰む」という状況でありさえすれば、1000手越えの作品になった可能性もあったのですが、これはさすがに無理な注文のようです。


 結論としては、発表図で妥協せざるを得なかった、ということになるようです。
 もちろんそれでも、傑作中の傑作であることに変わりない、とは思います。
   
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